私たち飼育職員は、展示生物の健康を維持するために生物の観察や水温等の飼育環境を管理しています。
飼育生物を常によい状態に保つためにはその他に、「ポンプ・照明・ボイラー・冷凍機・水温調節機」等の施設機械設備の管理も非常に大事になってきます。そういった機械設備はいわば裏方で飼育生物のために日夜頑張っています。
そんな私たちの味方を日夜見守っている頼もしい奴がいます。「監視盤です」。
「監視盤」は、ポンプ・加温・冷却状況等を常に管理し異常個所が発生するといち早く私たちに知らせてくれて展示生物が大事に至らずに済んでいます。 そんな頼もしい奴は、職員が帰った後も見守り続ける24時間体制です。
夜間、異常が起こると警備会社へ指令を発しそこから職員宅へといち早く知らせます。連絡を受けた職員は水族館に駆けつけて異常個所を確かめ対応します。しっかりと復旧を確認するまで退館出来ません。
私たちはいつ呼び出しがかかるかと思いながら携帯電話を枕元に置いて就寝しています。そうゆう事が起こらないように常日頃から職員は観察や見回りを怠りなく行っています。
大きくて頼もしい監視盤も時代の流れに伴い小さいパソコンで全体を監視するようになりました。でも、頼もしさは変わりません。
今晩も携帯電話を枕元に・・・。(ポン)